参加者のその後(小酒 夏穂さん)
(2013年ブラジル派遣参加)
2013年にブラジル派遣に参加された小酒 夏穂さんに伺いました。
学生時代の様子を教えてください!
大学時代にスウェーデンに1年間の交換留学に行きました。現地での生活を通して、スウェーデンの価値観に触れたり、価値観や社会のあり方がスウェーデン語に表れているのを感じました。
子どもの看病のために会社を休める制度(親に限らず、祖父母も取得可)があります。制度名はVard av barn(=略して、VAB)
「今日はVABだよ」社会人の友人や家族が頻繁に使っているのを見て、制度により言葉ができたが、今は浸透して言葉がスウェーデン社会を表していると感じました。
スウェーデンで生活していても、自分で環境を選ばなければ日本にいるのと全く変わらないということが大変でした。あたりまえですが、留学しても語学が上達するわけではありません。
私は日本語ができるスウェーデン人のコミュニティにいることが多く、留学時代はスウェーデン語は劇的には伸びませんでした。住む場所を変えても、自分が関わる環境を選ばなければ海外に住んでも同じ。怖いと思うことに、どんどん飛び込み殻を破っていくそこが大変だったかもしれません。


中高生に向けてアドバイスをお願いします!
少年の翼でできた、大切なつながりは一生です。
大学生時代に、ホームステイした家族を訪ねてブラジルに行きました。今の夫(当時は交際中)とともに。
お母さん、お父さん、そして家族のみんなが娘が帰ってきたように喜んでくれて。私の人生で大切な人たちです。
人生のどんな時も、挑戦は刺激になります。でも学生時代の挑戦は格別。視野が広がったり、次なる挑戦へのきっかけとなったり。
ですが、自分で挑めることには限りもあります。金銭的なサポートも、自分で旅するだけではできない出会いも、仲間も少年の翼ではある。
これを1つの機会にして新たな1歩を踏み出してみてください!

これから派遣される団員に向けてのアドバイスをいただきました
派遣される前にやっておいたら良いことはありますか?
・「助けてほしい」「これがしたい」「ありがとう」「ごめんなさい」これが現地で伝えられたらどこに行っても通用すると思います😁